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あなたは大丈夫?ストレスの放置は虫歯や歯周病の原因にも!

虫歯や歯周病は、歯の周囲の清掃不足が原因であるため、歯磨きをしっかりと行いましょう、とよく言われます。
確かにこれは正しいことですが、ストレスも虫歯や歯周病を引き起こす要因の一つであることをご存知ですか?

実は、ストレスの多い生活をしていると、虫歯や歯周病のリスクが高くなる、ということもあるのです。

今回は、ストレスが虫歯や歯周病のリスクを高めるメカニズムについてご紹介していきます。

万病を引き起こすストレス

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ストレスは自律神経やホルモンを狂わせてしまうため、様々な病気につながることはよく知られています。ストレスが関係している有名な病気としては、胃潰瘍、自律神経失調症、うつ病などが代表的ですが、お口の中も例外ではなく、大きな影響を与えます。

多少のストレスというのは必要なものですが、長く続いたりなど、過剰になってしまうと体の不具合を起こす原因となるため、注意が必要です。

ストレスが虫歯や歯周病を引き起こすメカニズム

◆ストレスによる唾液の減少

ストレスが過剰になると、交感神経優位な状態が続きます。つまり、体が興奮した状態が続きます。

交感神経が優位になると、唾液の分泌が落ちて口の中がカラカラになってしまいますが、この唾液というのがお口の健康を守る大切な役割をしています。例えば、お口の自浄作用、殺菌作用、免疫作用、歯の再石灰化作用、歯の保護作用といったものです。

唾液が減ることにより唾液のこの様な大事な効果が失われますので、歯や歯茎の保護機能が落ちてしまい、虫歯や歯周病を起こしやすくなってしまいます。

◆ストレスによる歯ぎしり・食いしばり

人はストレスを感じると、歯ぎしりや食いしばりを起こしやすくなります。これはストレス発散のための手段の一つでもあります。ですが、こういった歯ぎしり・食いしばりというのは、過大な力が長時間にわたって起こるため、放置しておくと歯やその周囲組織に大きなダメージを与えることとなり、歯に亀裂が入ってそこから虫歯菌が侵入したり、歯周組織が破壊されて歯周病を進行させたりする原因となります。

◆ストレスによる免疫力低下

ストレス状態では血管が収縮し、血流が悪くなります。血流が悪くなると、免疫に関わる白血球やリンパ球の機能が落ちますので、免疫力低下から虫歯や歯周病といった感染症にもかかりやすくなります。

以上のように、ストレスというのは、お口の健康とも切り離せないものです。社会生活をしている限りストレスを避けることは難しいですが、大事なのは溜め込みすぎず、持ち越さないことです。

そのためには、リラックスできる時間を取ったり、休息を取ったりして、ストレスを上手にコントロールしていくことが大事です。

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