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インプラントを失う原因「インプラント周囲炎」の防ぎ方とは

インプラントは、「インプラント周囲炎」と呼ばれる、天然歯でいうところの歯周病にあたる状態を起こすことがあります。

インプラント周囲炎は、進行するとインプラントが抜け落ちる大きな原因ともなりますので、インプラント治療を受ける人は、この病気には十分に注意が必要です。今回はインプラント周囲炎の原因、またその防ぎ方についてご紹介します。

インプラント周囲炎の原因

◆プラーク

インプラント周囲炎の直接の原因となるものは、歯周病と同様、プラーク(歯垢)です。プラークは食べかすではなく、細菌の集合体で、この中に含まれる歯周病菌が歯周病を引き起こすと考えられています。

◆歯石

プラークが唾液の成分によって固まってこびりついた歯石は表面に細かい穴が空いており、歯周病菌が繁殖する温床となります。

◆過剰な噛み合わせの力

過剰な噛み合わせの力がかかると、インプラント周囲の骨を破壊しやすく、インプラント周囲炎を進行させる原因となります。

◆ドライマウス

口の中が乾いてしまうドライマウスは、口の中の洗浄能力を落として細菌感染リスクを高めます。ドライマウスは、口呼吸、加齢、ストレス、アルコールの摂りすぎ、薬の副作用など、さまざまなことが要因となります。

◆糖尿病

糖尿病にかかっていると体の免疫力が低下するため、歯周病菌が活動しやすくなり、インプラント周囲炎にもかかりやすくなります。

◆タバコ

タバコを吸っていると、歯茎の血行が悪くなり、免疫システムもうまく働きにくくなるため、インプラント周囲炎を起こしやすくなります。

インプラント周囲炎の防ぎ方

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インプラント周囲炎は、歯周病と同様、生活習慣病の側面が強いため、きちんと意識して生活、ケアをしていけば予防をすることが可能です。

具体的には、インプラント周囲を清潔に保つこと。そのためには、家庭での歯磨きはこまめに、そして丁寧に行い、また、定期的に歯科医院に通ってプロによるクリーニングを受けることも大切です。

また、清潔を保つだけでなく、噛み合わせの力のコントロールも大事ですので、クリーニングの際に噛み合わせチェック、そして必要に応じて調整を行うことも必要です。

生活習慣にも注意が必要です。健康的な生活を心がけ、タバコはできればやめる、アルコールは控えめに、そして免疫力を下げる糖尿病にかからないように食生活にも注意を払う、といったようなことも実行していきましょう。

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