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銀歯が取れた!原因と対処法

急に銀歯が取れると慌ててしまいますよね。
そこで今回は銀歯が取れた場合にどう対処すれば良いのか、また銀歯が取れる原因を理解していただいたうえで、その原因に基づき歯医者でどのような治療や対処を行なっていくのか、ということについてご紹介していきます。

銀歯が取れてしまう原因

銀歯が取れてしまう主な原因として次のようなものが挙げられます。

1.セメントの劣化・虫歯

銀歯が取れる原因として最も多いのが、銀歯と歯をくっつけているセメントが壊れてしまったり、溶け出したりしてしまっている場合です。このようなケースでは内部に虫歯ができてしまっているケースも多くあります。

2.噛み合わせ・歯ぎしり

噛み合わせや歯ぎしりが原因で、銀歯の部分に異常な噛み合わせの力が集中してかかると、銀歯が頻繁に外れることがあります。

3.銀歯の形態によるもの

銀歯はセメントのみによって保持されているわけではなく、歯にしっかりと維持される形態であることも重要です。歯を削る量が少ないなどが原因で銀歯自体の維持がとれないと、どんなにセメントでしっかりくっつけたとしても外れてしまいやすくなります。

銀歯が取れた際の対処法

急に銀歯が外れてしまった場合、まずは次のように対処をしてください。

◆元の位置にはめたままにせず、容器に保管する

外れた場合、元の位置にはめたくなるかもしれませんが、ふとした拍子に外れて飲み込んでしまったり、誤嚥してしまったりする可能性もあるため、元の場所には戻さず、タッパーなどの容器に保管しましょう。なお、決してご自分で、接着剤でつけるということはしないようにしてください。

◆早めに歯科医院の予約をとる

銀歯は元の位置にくっつけ直せる場合もあります。また、外れたところから欠けたり、虫歯になったりするのを防ぐためにも、歯医者に早めに電話して予約をとりましょう。

◆外れた所で食事をしない

食事をする際は、銀歯が外れた場所で噛まないよう、反対側で噛むなど気をつけましょう。

銀歯が取れた場合に行われる治療法

1.銀歯をつけ直す
虫歯もなく、銀歯が特に問題ない場合には、銀歯をつけ直せる可能性があります。ただし、どちらかというと、何かの問題が発生していることが多いので、そのままくっつけられないケースが多いと言えます。

2.銀歯を作り直す
銀歯が古くて劣化している場合や、変形している場合、内部に虫歯ができているケースでは、銀歯をそのままくっつけることはできませんので、必要な処置をして銀歯を作り直します。

3.セラミック等の別の材料で作り直す
銀歯は硬くて強度には優れるのですが、どうしても劣化が起こりやすいため、年数が経つにつれて歯との間に隙間ができて虫歯ができやすい傾向があります。そのため、劣化が起こりにくいセラミックなどの材料を使ってやり直す方法もおすすめです。

4.歯ぎしりのダメージを和らげるマウスピースを作る
歯ぎしりが原因の場合、歯に過剰な負担をかけないよう、夜間眠っている間に装着するマウスピースを作製することもあります。

銀歯が外れた後、長く放置していると虫歯ができてしまったり、歯が折れてしまったりすることもあります。また、痛みが出てくる可能性もありますので、特に不便を感じなくても決して放置せず、早めに歯科を受診しましょう。

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