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歯科の麻酔に副作用はあるの?

ほとんどの人は、一度でも歯科で歯茎に打つ麻酔を経験があるのではないでしょうか?歯茎とは言え、体内に入れ込むものなので、その副作用が気になる方もいるかもしれません。

そこで今回は、歯科の麻酔の副作用についてご紹介していきます。

歯科麻酔時に起こる可能性がある副作用

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歯科の麻酔は、ほとんどの場合、副作用が起きることなく経過しますが、時に麻酔に含まれる成分(リドカイン塩酸塩、アドレナリン)によって、血圧上昇や吐き気といった副作用が起こることがあります。

◆動悸

アドレナリンは、血管を収縮させることで、麻酔を局所に止める働きをします。ですが、心拍数を増加させる作用もあるため、動悸が起こることがあります。

◆頭痛

アドレナリンによって血管が収縮すると、血圧を上昇させます。その結果、頭痛を感じることもあります。

◆気分不良・吐き気

不安や緊張が強かったり、麻酔の針を刺した際に痛みを感じたりすると、脳貧血を起こして気分不良や吐き気を催すことがあります。

◆手足の震え

脳貧血の症状によって手足の震えが出ることもあります。
脳貧血の場合には、頭に血流が行きやすいよう、診療台を水平にし、頭をやや下げることで症状は落ち着きます。

まれに麻酔薬にアレルギーを起こすケースも

麻酔薬の成分にアレルギー反応を起こす方も、稀にですがいらっしゃいます。また、アナフィラキシーショックを起こすケースもあることが報告されています。

そのような場合には、麻酔をした際にさまざまな症状が現れてきますので、迅速に対処しますが、以前そのような経験をしたことのある方は、あらかじめ歯科医師に伝えておくようにしましょう。

基礎疾患のある方も注意が必要

高血圧症や心臓疾患などの基礎疾患がある方は、血圧上昇の副作用によるリスクが高くなりますので、歯科にかかる際は、問診時に必ず歯科医師に伝えておきましょう。

アドレナリンを含まない麻酔薬

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通常の歯科用麻酔でリスクがあると考えられる方には、アドレナリンが含まれていない麻酔薬を使用します。

こちらの麻酔薬は、通常のものよりは麻酔の効果や止血効果は落ちるものの、副作用のリスクを抑えて治療を進めて行くことができます。

本当に麻酔薬の副作用か不明な場合も多い

麻酔をして何らかの症状が出る場合、確かに麻酔の成分によるものの可能性もありますが、精神的な緊張や不安からそのような症状が出ることも多く、実際のところ、はっきりとした原因がわからないことが多いと言えます。

寝不足や疲れの蓄積といったコンディションの悪さで気分不良を起こしやすくなることもあります。そのため、麻酔をするような治療はあまり体調の良くない時には避けた方が良いので、事前に歯科医師に伝えておくようにしましょう。

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