歯科コラム

毎日習慣づけよう!歯磨きを怠ると寿命が縮む理由とは…?

皆さん歯磨きしていますか?当たり前だ、という答えが返ってきそうですがどのくらいの頻度で、どの程度の時間やっているでしょうか?
ただぼんやりTVなど見ながらさっ、と終わらせてしまう「ながら磨き」になっていないでしょうか?
一日に一度でもいいのでしっかり磨く時間を作ってあげることで、歯の汚れはある程度しっかり落ちます。
では何故汚れを落とさないといけないのか?それはただ汚いからではなく病気の原因になるからなのです。今回はそういった視点から歯磨きの習慣づけについてみていきたいと思います。

歯磨きをしないとどうなるの?

歯磨きをしないとどうなるの?
まず歯磨きを「やった」と歯磨きを「やれている」は大きな違いがあります。単純に一日に3回磨いていてもただ「やった」だけだと汚れが残りむし歯や歯周病のリスクがとても高くなります。逆に一日に一回でもしっかりと「やれている」と汚れが溜まらず病気リスクは減少します。
その汚れとはなにか、CMでもよく耳にする「プラーク」と呼ばれるものになります。
歯垢、プラークは同じものを指しており、別名デンタルバイオフィルムと言います。

・デンタル=歯
・バイオ=細菌
・フィルム=膜

要するに「歯についた細菌が膜をはった状態」です。
最初は歯ブラシで取れやすい簡単な膜ですが、時間が経つにつれて膜がしっかりしていくと一部が石灰化して歯石になります。歯石になるまでは、口の中の環境にもよりますが大体約2日と言われており、ゆっくりとかたまっていっていきます。そうやって固まった歯石にまた歯垢は付いていき悪循環が続くと、集まってくる細菌の種類も増えていきます。
その種類が豊富になるにつれて体の病気に関わってくる細菌も現れてきます。

そもそも歯周病ってなに?

歯周病とは、文字通り歯の周りの組織の病気のことです。歯茎の他に歯の根っこを支える歯槽骨、セメント質、歯根と歯根の間のばねの代わりになる歯根膜といった4つが上げられます。
歯茎だけの炎症などですみますと歯肉炎といった軽い病気ですので、歯科医院での歯石除去と普段の歯磨きで充分治療が可能になります。
その先にある歯周炎になってしまいますと、歯と歯茎の間に細菌が入り込み歯槽骨の吸収といった根っこを支える骨が少なくなってしまうなどといったリスクもありますし、なによりも細菌の巣窟になってしまうためその他の病気を引き起こす原因にもなってしまいます。
何気なしに食事をしていて、その細菌も一緒に飲み込んでしまったらいったいどうなるのでしょうか?

歯周病との合併症とそのリスク

歯周病との合併症とそのリスク
歯周病と関わりのある代表的な病気として5つ取り上げられます。よく言われている糖尿病だけでなく、冠状動脈精神疾患、誤嚥性肺炎、骨粗鬆症、早産・低体重児出産なども大きく取り上げる際に忘れてはならない病気です。
まず糖尿病ですが、口のかわき、身体の抵抗力の低下、エネルギー不足、脂肪細胞による炎症、血管障害、食後高血糖などの糖尿病特有の症状が歯周病に関連しているといわれています。また、歯周病原菌が血液に入ってしまうと全身に影響を及ぼす可能性があるため、「心臓の炎症が起こりやすくなる」、」「血栓ができやすくなる」などの他に、「糖尿病に関連する肝臓や脂肪細胞にも作用する」と考えられていることを覚えておきましょう。
特に口のかわきはむし歯になりやすいといった影響があるため、口の中だけでみても大きな関わりが考えられます。
次に誤嚥性肺炎ですが、現在介護の現場でも注目を浴びている肺炎の一つです。飲み込みがうまくできず、食道ではなく気管に入った食物によって起こる肺炎の一つで、そこに歯周病原性細菌が入ることで肺炎が悪化する恐れがあります。
そのため、特に介護が必要な高齢者、飲み込みが不自由な方の口腔ケアが重要視されています。
「冠状動脈性心疾患」とは、心臓に血液を供給する冠状動脈で、血液の流れが悪くなってしまうことによって心臓に障害が起こるという病気の総称をいいます。
血管内に歯周病原性細菌が浮遊することにより、血栓ができる可能性が高くなるため、特に心筋梗塞や狭心症の虚血性心疾患などの病気を持っている方に問題視されています。
さらに高齢者で気を付けるべきは、骨粗鬆症です。まだ研究段階ですが、歯周病になった歯茎で産生されるサイトカインという物質には、骨代謝に影響を及ぼすものあると考えられています。そうなると、歯の喪失だけでなく骨密度の減少には関連があるのではないのではないかと研究報告があがっています。
まだ若いから大丈夫と思われている方もいるかと思いますが、若い方にも影響が出てきます。妊娠中は歯周病になりやすくなるので特に注意が必要です。また、妊娠中の歯周病では歯茎の血管から入り込んだ歯周病原性細菌やサイトカインが血流に乗って子宮に達すると、子宮筋の収縮を引き起こして早産・低体重児出産の可能性を高めます。こういったことは、歯医者さんに行ったときにしっかりと教えてもらいましょう。
普段から歯磨きをしっかりしていても、妊娠中のホルモンバランスによって起こり得る可能性もあるので難しい問題です。

まとめ

いかがでしょうか?この他にも歯垢の中には様々な細菌がいるため、小さな病気にも関わっているのではないかと研究も進められています。
自分は大丈夫、と思っていても奥底に潜んでいる細菌は貴方のすぐそばで活動しているのです。
毎日の歯磨きをしっかり行い、歯の寿命とともに、体の病気のリスクも下げていきましょう!

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