歯科コラム

「顎関節症」は成人の約半数が経験している!その特徴とは?

口を開けたときに顎がカクカクするという経験はありませんか。また、自撮りをしたときに、「顎がゆがんでいる?!」とショックを受けたという人もいるかもしれません。もし、「あごが痛い」「あごが鳴る」「口が開けづらい」という症状があれば、顎関節症かもしれません。顎関節症は成人の約半数が経験しているというポピュラーな症状で、最近は芸能人や歌手が症状を訴えて話題になったりしています。ただ、ポピュラーだからといって放置していると、身体のほかの部分にまでゆがみが出てくることがあります。「顎関節症」の特徴についてお伝えします。

芸能人も悩む「顎関節症」

芸能人も悩む「顎関節症」
以前、若い歌手の方が「顎がずれたまま戻らなくなるようになった」と訴え、長時間ステージに立って歌うのは困難という医師の判断から、コンサートを中止したケースがありました。また、顎関節症の症状を訴えて歌手活動を停止。復帰まで1年半を要したと方もいます。顎の関節は、耳の穴の前方1センチくらいのところにあります。この関節は、ちょうつがいのようになっていて、顎を開けたり閉めたりします。ちょうつがいがずれてきつくなりすぎると、顎を開けたときにカクカクと音が鳴るようになります。上記の歌手の方の場合は、職業柄、長時間口を開けているシチュエーションが多かったと考えられ、顎の疲労が顎関節症につながった可能性があります。

20~30代の若い女性に発症例が多い

一般的な顎関節症の原因は、精神的なストレス、歯ぎしり、歯をくいしばるクセ、かみ合わせの異常、虫歯や歯周病、あごの損傷などが考えられます。また、歯科治療による歯並びの乱れも関係するといわれます。歯並びをよくするための歯科治療が、逆に負担をかけている可能性があるのです。芸能人はインプラントや差し歯で歯科治療をすることが多いので、それに該当する可能性があります。最近では、20~30代の若い女性に発症例が多くみられ、柔らかい食べ物を多く食べる食生活の変化から、顎の筋肉が弱くなっていることも理由として考えられます。

顎関節症の治療法

顎関節症の治療は、顎関節外来や歯科、口腔外科などを受診します。治療法としては、マウスピースを装着して顎のゆがみを直す、歯の詰め物を削って高さをそろえて歯並びを直す、姿勢を正して顎の負担を減らすなどがあります。ただ、日常的に顎の負担を減らすように意識していないと、何度も症状が再発する可能性があります。生活習慣の改善も、重要な治療法のひとつだといえます。

歯のかみ合わせから頭痛や肩こりも

歯のかみ合わせから頭痛や肩こりも
顎関節症の主な原因と考えられる歯並びの異常。顎関節症に限らず、歯のかみ合わせが悪いと、全身にさまざまなゆがみが生じます。
かみ合わせが悪いことでうまくものが噛めなかったり、発音ができなかったりすると、顎の周りの筋肉が緊張します。首の筋肉や肩の筋肉は顎とつながっているので、顎の筋肉の緊張状態が続くと、身体は自然とバランスを整えようとして、肩や背中、腰などの筋肉で調節します。すると、身体の全体的な軸がずれて、腰痛や肩こりといった症状が出てくるのです。また、顎の骨を支えている側頭筋(顎の関節から頭の横につながる筋肉)が緊張して硬くなると、血行が悪くなります。筋肉の痛みは頭痛となって現れます。また、めまいや視力低下、耳鳴りなどの全身症状が現れる可能性もあります。

歯のかみ合わせをチェックするためのポイント

歯のかみ合わせが悪くなる理由は、さまざまなものがあります。まずは、先天的な歯並びの異常。八重歯や出っ歯、乱ぐい歯などを放置していると、かみ合わせが悪くなります。こうした場合は、歯列矯正をして歯並びを治します。ただ、歯列矯正は何年もかかることがあり、自費での治療なので費用もかさみます。一方で、中には、歯科治療が歯並びを悪くしているケースもあります。奥歯に詰め物をしたせいで歯の高さが合わなくなったり、インプラントや差し歯があってなかったりといった原因が考えられます。一般的に「かみ合わせが悪い」という状態は、以下のようなポイントから判断します。

●上の歯が下の歯を1/3以上隠している
●奥歯で噛んだときに、前歯にすきまが開いている
●前歯の上下の真ん中の線が一致していない。左右どちらかにずれがある
●口を開けたときに顎が鳴る。動かしづらい。
●食事のときなどに頬をかんでしまう
●顎が疲れやすく、食べたり話したりするときに支障を感じる
●歯ぎしりや歯をくいしばることが多い

ただし、かみ合わせは、前後・左右・高さ低さと3次元的な視点からチェックしなければ判断できないので、思い当たる症状がある場合は、歯医者さんでチェックしてもらうべきです。最近は、一般の方でも歯並びへの意識が高まっています。「顎がカクカクする」というちょっとした症状でも、その陰にはいろいろな問題が潜んでいる可能性があります。歯やお口まわりで異常を感じたら、是非新宿西口歯科へ受診してください。

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