歯科コラム

乳歯がすきっ歯!赤ちゃんの歯の生え方はこれで大丈夫?

赤ちゃんを抱えるママ、パパの中でも、特に第一子の親は毎日が不安だらけだと思います。「健康であればよい」と思っていながらも、乳歯が生え始めると「この生え方で大丈夫なのだろうか」と将来を案じてしまいます。

特にすきっ歯に関しては、気になる方も多いのではないでしょうか。
「このまま大人になったらどうしよう」
そんな不安を抱えている方は、新宿西口歯科のこの記事を読んで心配を解消してください。

【結論】すきっ歯くらいがちょうどよい

【結論】すきっ歯くらいがちょうどよい
赤ちゃんの歯について詳しく解説する前に、結論から申し上げます。
赤ちゃんの乳歯のすきっ歯は心配ありません。永久歯が生えてくることで解消する可能性があります。
赤ちゃんの場合、むしろすきっ歯のほうが理想であるという歯科医もいるのです。

なぜなら、後から生え変わる永久歯のほうが乳歯より大きいので、乳歯のころのすきっ歯状態は、永久歯のスペースを確保しているようなものだからです。
永久歯に替わったときにちょうど隙間なく並ぶ、ということです。

隙間なく並んだ乳歯のほうが不安?

ひとまずご安心いただいたところで、もう少し詳しく解説していきましょう。

赤ちゃんの乳歯は「すきっ歯のほうが理想的」ということは、乳歯が隙間なくきれいに並んでいる赤ちゃんのほうが、将来的に歯並びが悪くなる可能性が大きいということです。

乳歯が隙間なく並んでいると、そのうちの1本が抜けて永久歯が生えてきたときに、「大きな体の永久歯」のスペースがなく、ずれて生えてしまうかもしれないからです。

また、乳歯のすきっ歯にはもう1つ利点があります。それは歯ブラシです。
赤ちゃんの歯ブラシではママもパパも手間をかけていると思いますが、すきっ歯の状態ですと歯と歯の間もしっかり磨くことができるため、好都合なのです。

ただ「必ずこちらのほうが良い」とは言えない

「乳歯はすきっ歯のほうが良い」「乳歯がぴったりくっついて生えているほうが将来の歯並びは不安」と解説しましたが、必ずそうなるわけではありません。

歯並びは、乳歯や永久歯の大きさ、顎の状態、乳歯の抜ける順番と永久歯が生えるタイミングなど、さまざまな要素が組み合わさって決まります。
歯並びについては、ママやパパが長期的な視野を持ち、時折歯科医に相談しながらケアをしてください。

そのためには、まずは3歳ぐらいまでの子供の歯についての基礎知識を身につけておいたほうが良いでしょう。

最初の乳歯は下の前歯、3~9カ月後が目安

最初の乳歯は下の前歯、3~9カ月後が目安
最初の乳歯は、生後3~9カ月後ごろまでに下の前歯が生えてくることが一般的です。
ただ、歯が生えて生まれてくる赤ちゃんもいますし、1歳を過ぎても生えてこないこともあります。
9カ月を超えて生えてこなくても、すぐに心配する必要はありません。歯科医に相談するタイミングは、1年3カ月をすぎても1本も生えてこない場合とされています。

3歳ごろまでの生え方とは

下の前歯が生えた後は、上の前歯が生えてきます。生後11カ月で上下の前歯が計4本生えることが平均的です。
1歳を超えたあたりで第1乳臼歯という「ひとつ手前の奥歯」が生え、2歳までに犬歯が生えてきます。
2歳半までに第2乳臼歯という「最も奥の奥歯」が生えてきます。3歳半ごろまでに生えそろえば、「普通」といったところです。
しかし、歯の生え方には個性があり、「普通でない」は「異常」とはならないので安心してください。

乳歯は上下計20本

成人の歯は、親知らずを含めて上下計32本あります。親知らず上下計4本を抜くと上下計28本になります。
一方、赤ちゃんの歯である乳歯は、上下で計20本しかりません。子供の顎(あご)は小さいので歯の本数も少ないのですね。

赤ちゃんの上下計4本の前歯の正式名称は、乳中切歯といいます。
乳中切歯から奥に向かって、乳側切歯、乳犬歯、第1乳臼歯、第2乳臼歯と並びます。
つまり「乳中切歯→乳側切歯→乳犬歯→第1乳臼歯→第2乳臼歯」のセットが、上下2セットずつ、計4セットあるということです

乳歯の生える時期の目安は、次の通りです。

●生後9カ月後まで:下の前歯(乳中切歯)とその奥の乳側切歯が生えてくる
●生後10カ月後まで:上の前歯(乳中切歯)とその奥の乳側切歯が生えてくる
●1歳まで:上下の前歯が計4本になる
●1歳半まで:第1乳臼歯が生えてくる
●2歳まで:乳犬歯が生えるが生えてくる
●2歳半まで:第2乳臼歯が生えてくる

関心を持ちつつも神経質にならないで

関心を持ちつつも神経質にならないで
ママ、パパの、赤ちゃんの歯並びに対する考え方の基本は2つです。
●それほど気にしない
●気になるなら歯科医に相談

まず「それほど気にしない」についてですが、赤ちゃんの歯茎は弱いため、指しゃぶりだけで歯が斜めに生えてくることも珍しくありません。
しかも、最終的な歯並びは永久歯に生え変わるころから徐々に決まってきますので、歯並びに集中するのはそのタイミングがベストとなります。

虫歯には神経質になってください。しかし、歯並びにまで神経質になる必要はないでしょう。

ただ、そうはいっても気になるのが親心だと思います。それで、ママやパパがどうしても赤ちゃんの歯並びに神経質になってしまう場合は、歯科医に早めに相談したほうがいいでしょう。歯科医のアドバイスを聴けば、落ち着いて対処できるようになるでしょう。

歯並びの原因1「遺伝的要因」

歯並びは、遺伝的要素と環境要素によって決まります。
骨の形や歯の形成の仕方などは親の遺伝を引き継ぐので、歯並びの悪い親の子供は、歯並びが悪くなる可能性があります。
その場合でも、然るべき年齢になれば矯正治療という方法があるので、過度に心配する必要はありません。

歯並びの原因2「環境要因」

また、指しゃぶりや虫歯などは、環境要素に入ります。
赤ちゃんへの歯ブラシや口腔ケアに失敗して、虫歯が発生することがないようにしてください。

虫歯については「どうせ抜けるのだから乳歯は虫歯になってもよい」ということはありません。
永久歯は乳歯の真下にスタンバイしていて、乳歯を押し出すようにして生え変わります。よって、乳歯が虫歯で欠けていたりすると、永久歯が乳歯を押し出す力が分散し、まっすぐ生えてこなくなるのです。すなわち、歯並びが悪くなるというわけです。
乳歯のころから虫歯にならないように、ママとパパがケアしてあげてください。

業務拡大につき衛生士募集中

インプラント・矯正治療でお悩みの方 無料カウンセリング 受付中

インプラント・矯正治療でお悩みの方 無料カウンセリング 受付中

iGOシステム

Facebookページ

医療費控除

活動報告

歯科治療に、安心の分割払い! ※保険でもクレジットカードが使用できます

著書紹介

新宿西口歯科医院 院長
東京医科歯科大学
非常勤講師
松成 淳一

東京医科歯科大学
インプラント学講座
佐藤 大輔

購入はこちら

© Shinjuku-nishiguchi Dental Clinic All Rights Reserved.
PAGE
TOP